大学時代、クラスが同じだった6人ほどで飲みメインのグループつくってよく遊んでた。
私は入学後すぐに彼氏をつくったものの、2年して、諸事情により別れている。
友子は入学してすぐにネット友達だった男と付き合いはじめ、よくノロケ話をきいていたものの、たまに彼氏がいるのに、飲み仲間の男の子たちに彼女ができるのは嫌、私が一番じゃなきゃ、というトンデモ発言があったり、 とにかく、あたしってモテるの!アピールがあったものの、飲み仲間らしく、飲める人間は重宝されてそういうアバウトな部分はみんな寛大だった。
先輩は入学当初から彼氏がいたっていうのに私にひたすらアプローチ。
「俺の方が君を幸せにできる!」
「寝言は寝て言え!」の応酬の繰り返しで2年かわしつづけた。
でも、周りには面倒くさいので黙っていた。
友子はネット彼氏に次第にDVをふるわれるようになり、最後、髪の毛をきられ、別れを告げたら「別れるなら金を寄越せ」とまで言われて別れていた。
それが大体20歳ごろ。で、大学三年になる直前くらいに、友子が飲み仲間のひとり、友男との交際をスタート。
友男は今まで彼女がいたことがなく、友子がハツカノ。
「私、セックス依存症なの」と公道で打ち明けてくれたこともある友子なので、友男はすぐに彼女にめろめろ。
まぁ、微笑ましく見守っていた。
問題は大学三年に私が彼氏と別れたあたりから。
ききつけた先輩からのアプローチが悪化。
正直、絶対この人は無理、と思っていたけど、ある日、ゼミ飲みのときに先輩に、 「友子ちゃんが、君が処女だって言いふらしてるよ」と言われた。
たしかに彼氏とはしたくなくて、それが別れた直接原因。
で、ぽろっと、「私、したことないから」
とたしかに友子に言ったことがあった。
でも、他人、しかも男にそんなことを言いふらすなんて、とショック。
同じ頃から、どうも友男がおかしい、という話を仲間からきくようになる。
授業の欠席が多い。友子にべったり。
なんか、目つきがおかしい。
ある日、女だけで飲んでいたら、友子が、「友男に暴力を振るわれている」と告白。
なんか最近常軌を逸している、と。
なんのことだと詳しくきくと、セックスのときに噛むのがそもそもの発端だったらしい。
で、だんだんエスカレートすると、「授業にいかないでくれ」
「一緒にいよう」
「なんでどこかへ行こうとするんだ」
「僕が悪いっていうのか?」
振り切って駅へ行こうとする彼女を追いかけて、駅前の公道で「僕が悪かった!、!」と土下座するのを「やめて!やめて!」と逃げようとしたら腕をつかまれてしめつけられ、「はなして!」
と鞄で殴り返したこともあったらしい。
ある日も口論の末、「じゃあ頭を冷やせばいいんだろ!?」と服を着たまま風呂場で水をひっかぶり出したとか。
そこにいた女子、絶句。
でも、どうやら話をきいていると、友男の行動にも友子の性癖が関係しているらしかった。
友子は前述のとおり、「愛され体質」
そしてセックス依存症。
挙句、両親が離婚して母親が水商売。
「初恋の人はお母さんの恋人」とか、平気でblogに書くような子だった。
(ちなみに、容貌はぽっちゃりで、巨乳。いつもキャミソールワンピだったけど、けっこう服装にはだらしがなく、ちょっと…と大概の人はひいていた)
そんな友子は友男が帰省中には、飲み会の途中で(みんな友子と友男が付き合っているのを知っている
「これからデート、うふ」とか公言して中座したり、「◯◯くんもかっこういいから、好き!」とか言ったり。
公言されても、友男に伝えるなんてできないから、無理矢理みんな彼女の共犯。
そんな友子の部屋に終電を逃して泊まったとき、自慢げに、
「私ちゃん、先輩に言い寄られてるでしょ?でも、私、先輩とこの前寝ちゃった。寂しかったんだって。2回w」
その直前に私は別の先輩から、「あいつ(先輩)は君がほんとうに好きなのに、なんで答えてやらないんだ!」
と説教までされてウンザリしていたばっかり。
それに加えてこの友子の発言…。
ああ、私が処女なの言いふらしたのもベッドでですね、友子ちゃんw なんか脳内でぷっつりと今までなんだかんだと耐えていたものが切れた感じ。
たいへんよくわかりました。
いえ、もう、DVされちゃうほど愛されてる私に、ひとつの部屋にいたら襲わずにはいられないほど魅力的な私に、「先輩はあなたを好きだとか言いながら私と寝てるのよふふん」って言い方。
そのすぐあと、先輩と学食でごはんを食べながら、すっごーい笑顔で、「友子ちゃん、どうでした?」
と訊きました。
一気に先輩が真っ青に。
「だれからきいたの?」
「友子ちゃんですよ。
あの子が話さないと思ってるんですか?あー、先輩は、私だけって言っていたのに、やっぱり口先だけなんですね。
まぁ、私は別に良いですけど、友男くんとの交際中にヤったのばれたら、まじでころされるんじゃないですか?」
「と、友男には黙ってよ!」
「じゃあもう私に好きとか言うな、ウスラボケ」で、友男に電話。
なぜならそのころいい感じになっていた男の子がいたのに、自分が浮気されまくりでノイローゼ気味の友男が、 「お前らのせいだ、お前らが友子をとめないからだ、お前らがry」
なんてメールをひきりなしに送信してくるようになったので、かたをつけたくて。
(今までは友子にかなり非があったので黙っていた) 「友男くん?あのさ、友子ちゃんと付き合ってたいんだよね」
「愛してる!結婚したい!(友子は全く考えていない)」
「じゃあさぁ、もう私のこと放っておいてくれないかなー?っていうか、友子が浮気する女なのは、もう付き合い長いんだからわかってるよね?それを付き合ってるんだから、自己責任だよ」
これ以上面倒を起こす(飲み会中暴れ出したり、変なわめき声まであげるようになっていたので、休学すれすれだった彼をとめる意味もこめて)なら、一番ききたくないこと(先輩と友男はすごい仲がよかった)話すよ、と一応念を押した。
友子はそのまま泳がせました。
案の定、浮気の多さに目が冷めた友男が別れを切り出して終了。
おかげで私は先輩と友子の浮気は隠し通しています。
が、友男は別れたのになぜか今も友子の言いなり状態ポジション。
当の友子は大学を卒業して25もすぎると、セックス依存症が災いして、絶えなかった彼氏もここ数年いない模様。
なのに、先日の飲み会ではあつい「ガールズトーク」
を話したおして、「寝ることと付き合うことって別だからねー。
寝たからってつき合えると思わないで欲しい」
とのたまいました。
それを笑いながらきいている飲み仲間に、そろそろ幻滅しそうですが、果たして私が狭量なのか、仲間の常識がないのか、悩むところです。
あまりにDVのオンパレードだったので、載せたのは一部ですが、彼女を見ていると、「狂うほど愛されている悪女の私」
に酔っているようにしか思えませんでしたorz たいしたことのない修羅場ですみません。
私の中での修羅は処女を言いふらされていたことですw あ、ちなみに友子の特徴としては、基本的に最終的に友子がふられてるってことですね。
最初のDV彼氏も、彼女の髪とかきっておきながら実はほかの女と現在進行形で浮気中(むしろそっちが本命だった様子) 友男も現実に気づいて別れ話。
なのに不思議なことに彼女の中では「私が嫌になって別れてあげたの」
これはあまり巻き込まれていないからいいけど(ほかにもDV彼氏に依存している友達に半年くらい悩まされたことがある…)私はどうもDVに二回以上ひっかかる人には同情できません。
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