兄がクスリにはまって、マチキンから金を借りた。

1回目は俺と妻が貯めていたマンションの頭金でやりくりしたが、2回目は俺が借金をさせられて、なんとかしのいだ。

けれど3回目の時はとうとう債権回収業者と名乗る妙な連中が家にきた。

病持ちのおふくろは、もう半狂乱だし、俺たち夫婦にももう金はない。

居間の真ん中で、連中に足蹴にされながら、顔を腫らした兄が「見捨てないでくれよ」と甘えた声ですがりついてくるのが殺してやりたいほど、腹立たしかった。

「弟さんよ、もう1回、金借りてこい」と鼻が低く赤い顔をしたおっさんが凄んできた。

俺の背に隠れるおふくろと妻は時折、連中から身体を触られ、すっかり怯えてしまっている。

「明日までにそろえる」と俺は答えたが、おっさんは「だめだ」と畳の上に唾を吐いた。

時計はまだ午後7時をすぎたばかり、今からマチキンを回れば、金は用意できるはずだと別の男が大声で怒鳴った。

仕方なく、俺は監視役の男を一人付けられ、その男の運転するシーマで、マチキンめぐりをさせられた。

どこの業者でもやけに短いスカートをはいた受付女がこっちの緊迫度合いとは不釣り合いな笑顔で迎えてくれた。

俺が監視役にせっつかれるように会社の名前を出し、社員証や健康保険証をみせると、「審査」と称して十数分待たされ、やがて、こちらがお願いした額から、さっそく利子をさっ引いた小金を用意してくれた。

薄っぺらな札束が増えるたび、俺は足もとがどろりと溶け落ち、どんどん沈められていく錯覚にとらわれた。

とっくに縁は切ったはずのバカな兄貴のせいで、なぜ俺がこんな目に遭わなくてはならないのかと、正直泣けた。

家に戻ると、おふくろは飯の仕度をさせられ、兄を踏みつける赤顔のおっさんが、俺の妻を抱きすくめ、ちょっかいを出していた。

俺が飛びかかろうとすると、周りの連中が上に乗っかり、俺は身動きがとれなくなってしまった。

赤顔は俺の手から、俺が築いてきた信用を売って集めた金を分捕ると、にたにたと笑いながら続けた。

「弟さんの奥さん、ずいぶんといい女じゃない?」赤顔の手が妻のセーターの中に入っていく。

嫌な予感がした。必死で抵抗する妻は頬を張られ、ぐったりとしてしまった。

妻のセーターがたくしあげられ、俺しかしらない形のいい胸が、クソ連中に観察された。

「金持ってでていけ」と俺はやっとのことで叫んだが、その口にテレビのリモコンが突っ込まれ、その上からガムテープを巻かれた。

妻が畳の上に投げ出され、手足が押さえつけられた。

セーターが引き裂かれ、スカートが脱がされた。晒された妻の白い肌の上に赤顔が覆い被さった。

妻の口には彼女の下着が押し込まれ、彼女は俺の方を見て、助けてと懇願するように泣きながら、赤顔に貫かれた。

怒りと哀しみと屈辱だった。おふくろは台所でしゃがみ込み、耳をふさぐ。

唯一動けるバカ兄貴は親父の仏壇に寄りかかって、奇声を上げていた。

赤顔が果てると、別の男が続き、ほかの連中もがちゃがちゃと音を立て、ベルトをゆるめた。

俺を押さえつける係は、妻を愉しんだヤツらが担当し、俺に「おっぱいがでかくていいな」「いい具合のオマソコだぞ」などと吹き込んできた。

時計が午前3時をさすころになって、3巡ほどした連中は、ようやく妻から離れた。

見ないつもりだったのだが、連中が俺の瞼をこじ開けて、妻の股間を見せた。

白い太腿の奥は赤く腫れ上がり、その中央から連中の汁がどろどろと流れ出していた。

妻はもう泣き果ててまるで人形のように手足をだらりとさせていたが、俺に股間を見られ、火のついたように泣いた。

その声に応じたかのように、ヨダレを垂らして眠っていた兄貴が突然目覚めた。

兄貴は連中の制止も効かず、狂ったように暴れ出し、相変わらず身動きの取れない俺の前に立つと、いきなりズボンを脱ぎ始めた。

兄貴がなにをしようとしているのか察した俺は絶望的な気分になった。

「いましかねぇ、このおんなとやれるのはいましかねぇ」兄はそう繰り返しながら、妻を四つん這いにさせ、後ろから犯した。

兄は猛スピードで腰を震わせながら、妻の髪をわしづかみにして、妻に俺の姿をみせようと必死になる。

「みろ、みろ、つっこまれながら、亭主の顔よくみろ」この時の壊れた兄貴の顔は生涯忘れないし、許すことができない。

やがて甲高く、鳥のような鳴き声を上げた兄は何度も身体を痙攣させ、一滴も余さぬようにしぼるように妻の子宮に狂った汁を放った。

出し終わると、その場で正座し、たったいま汚したばかりの妻の股間を拝むようにして「孕め。

必ず孕め」と念仏を唱えた。

赤顔は「けっさくだ」と喜び、朝日とともに兄を連れて出ていった。

帰り際、連中は妻の汚れた裸体をすみずみまでデジカメで撮影した後、俺を徹底的に暴行していった。

俺は血を拭いながら、妻の元へ這い寄ったが、妻はぶつぶつとうわごとを繰り返すばかりで、目は焦点が合っていなかった。

俺がなんとか抱き上げると、ぐぷぐぷという音を立て股間から汁があふれ出したてきた。

すると、妻は内腿を伝う半透明の液体を指ですくうと何を思ったか、自分の股間や乳房に塗りたくりながらオナニーを始めた。

そして赤ん坊のように「あーあー」と繰り返しながら、俺のものをしゃぶり、やがて自分の中へと導いた。

すると、おもむろ、おふくろは「風呂」と宣言し、俺の上で妻が嬌声を始めると、届いたばかりの朝刊を手に湯船に逃げた。

さらに激しい腰つきになってきた妻は、突如、親父の遺影に向かって「そんなーお義父さまー」「1度きりとおっしゃったじゃないですかー」と叫び、そのまま白目を剥いて絶頂を迎え、失神した。

俺は妻から身体を引きはがし、中から抜き取ると、そのまま風呂場へと向かった。