高校の卒業式から数日後の春休み、仲の良かった男女数人で簡単な卒業パーティーを開くことにした。

担任は嫌な奴だったので代わりに副担任の奈津実先生を呼ぶことにした。

奈津実先生は当時25歳の独身で生徒から「なっちゃん先生と」呼ばれ、友達のようなお姉さんのような親しみやすい気さくな先生だった。

パーティーの店は飲み屋なんだけど僕は下戸なので、親父の車を借りて乗って行くことにした(若葉マーク)。

男が僕を含めて4人、女の子も4人と奈津実先生の計9人でみんな高校の3年間は仲が良く、一緒に遊んだ友達だ。

この面子の中からカップルになった奴は一人もいないのが不思議なんだけど、それだけ真面目(?)な友達付き合いだったんだと思う。

「卒業と新しい進路を祝して・・・かんぱーい!」みんなでビールを飲んだ。

でも僕はコップ一杯で気分が悪くなるほどの下戸なのでちょっと淋しかった。

それでも3年間の思い出話などで盛り上がり、店を出てからカラオケに行き、これでもかというほど歌った。

先生は僕達と世代の隔たりを多少感じたらしく「10代の歌にはついていけない(涙)」と僕達を笑わせていた。

カラオケは大いに盛り上がり、そろそろお開きの時間になった。

「そろそろ解散にしましょうか」ということになったが、車で来ているのは僕一人だったので、自宅の方向が同じである先生を送って行くことになった。

僕は運転しながら先生に「楽しかったですね~」と話し掛けた。

しかし、どうも反応が鈍い・・・「せ、先生?・・・起きてますか?」今ごろ酔いが回って来たのか助手席で寝てしまったようだ。

僕は先生の家と方角が同じというだけで、家の正確な場所までは知らない。

これはマズイと思い「せんせ~。もしも~し。せんせ~」と呼ぶが返事が無い。

仕方ないので途中の空き地に車を停め、先生が目を覚ますのを待つことにした。

3月の上旬とはいえ夜は冷える。

僕は先生が寒くないように上着を掛けてあげた。

いつの間にか僕も眠ってしまっていたらしい。

時計を見ると午前3時!!カラオケを後にしてから4時間くらい経過していた。

いちばん冷える時間帯ではないか。

ムチャクチャ寒い。

しかし先生はまだ寝ている。

「先生!これじゃ帰れません。

とにかく一度起きてください」と身体をゆするが、うーんムニャムニャと言うだけで起きる気配は全くない。

僕はふと冷静になって考えてみた。

(よく考えてみれば車の中には僕と先生しかいない。

胸とか触っても大丈夫かな)童貞だった僕は隣りに若い女性が寝ているという現実に興奮し、手を伸ばしたが・・・やっぱり止めた。

こういうのは卑怯だと思ったし、先生を汚してしまうような気がした。

それにしても寒い!シャレにならないくらい寒い!このまま先生が起きるまで暖房を入れて走り続けようとも思ったけど、僕も眠くて、事故でも起こしたら大変なことになる。

僕の家には親がいるので連れて行くのも不可能だ。

(まてよ、ここへ来る途中にホテルがあったな)と僕は思った。

とりあえず暖房のある部屋へ入ることができれば寒さはしのげる。

(でもホテルへ先生を連れ込んで、目を覚ましたら誤解されてしまう)そう思った僕は「先生!先生!」と無理矢理先生を抱きかかえて起こし、「ここにいても寒くて凍えちゃうから近くのホテルに行ってもいいですか?」と聞いた。

先生は「うん、うん」と答えた。

まだ寝ぼけているんだろうけど、とりあえず許可は取った。

僕は早速車をホテルへと向かわせた。

ホテルといっても駐車場から部屋へと直ぐに繋がっているモーテル(というのかな)だった。

「先生、着きましたよ。

とりあえず暖かい布団で寝た方がいいですよ」と先生を起こし、抱きかかえるようにして部屋に入った。

ラブホに入るのは初めてだったけど情報だけは得ていたから、とりあえず風呂にお湯を入れた。

その頃になると先生も目が覚めてきて、ソファーにちょこんと座っていた。

「お湯入れましたから、入って暖まった方がいいですよ」と言うと、「うん、ありがとう」と先生はお風呂へ入りに行った。

その間に僕はホテルの様々な備品(?)をチェックしていた。

なにせ初めて見るラブホの部屋だから珍しいのだ。

冷蔵庫のビールやティッシュボックスの前に置かれたコンドームなどを見ていると、先生がお風呂から出てきた。

先生はホテルに備え付けのバスローブを着ていた。

なんでそんな物を着るんだろう?と思った。

(僕を誘っているのか?それとも男として見られていないのか?)童貞らしく(?)色々考えたけど僕もとりあえず風呂に入ることにした。

風呂から出て僕もバスローブを着用してみた。

もう先生はベッドの上で布団にくるまり、既に寝つつあった。

(よく寝る先生だなあ。まあいいや俺も寝よう・・・)そう思い、先生から少し距離を置いた場所にもぐり込み、小声で「おやすみなさい」と言い、眠りについた。

そして数十分が経過した。ダメだ。

車の中で寝たせいか、目が冴えて全然眠れない!電気を付けて見てみるとと先生は完全に寝入っていた。

しかも寝相が悪く、バスローブから白い太ももと下着も少し見える。

濃い青色の下着だ。

(やっぱり大人の女性っぽい下着を履いてるんだ)と思ってドキドキしながら見ていると先生が寝返りをうった。

ちょうど股をパカッと開く格好になり下着のクロッチの部分が丸見えになった。

童貞の僕にはあまりにも強烈な光景だった。

そこで僕は一つの決心をした。

先生が起きたらダメもとでエッチのお願いをしてみよう。