高校受験が終わり中学の同級生たちの中にはナメられないためだろうか、高校入学前の春休みのうちに童貞を捨てようとする奴がわずかだけど、いた。

中には出会い系を使ってまで捨てた奴もいた。

その時、同じ学校に一個下の彼女がいた俺は奴らのそんな動きを意識しないわけがなかった。

彼女とは中学3年の初夏から付き合っていた。

一年近く付き合った計算になるけど、ヘタレな俺はセックスはもちろんキスに持ち込むこともできなかった。

ヘタレかつ受験生でもあったので休日に遊びに誘うことはあまりなかく、恋人らしいことといえ学校帰りに仏壇屋の駐車場か彼女の家でおしゃべりすることぐらいだった。

彼女の両親は比較的若いせいか交際とか俺に対してフランクリー?に接してくれた。

一方俺の家族母は世間体を気にして一緒に出歩くことに対して批判的で、一回うちに遊びに来た彼女に良い印象を持っていないようだった。

だから俺たちは彼女の家か人目につかない仏壇屋の駐車場でよくおしゃべりをした。

とはいってもシャイな俺は愛を語ったり甘いことばを囁くわけでなく学校の話とか彼女の部屋にあった雑誌、セブンティーンとかキューティのページをめくりながらそれをめくりつつ話をふくらませた。

なぜかというとまともに目を合わせない方が気軽に喋れたからだった。

そういう雑誌に読者アンケートがあるんだけど「好きなヨーグルトは?」とかから始まって時には「初体験の年令は?」

なんかもあった。

いつもは気まずくなりそうだからはやめくりするところを、その時勇気を出してくだらないアンケートからいちいち見ていき、自然なかたちで初体験のアンケートに話をふろうと思った。

へぇ、初体験の時期の多くは高一の夏だって〜といったら彼女が沈黙したので俺はひどく後悔していた。

やがて彼女が「○○、もうすぐだねぇW」と絶妙なフリをしたのに「そうだねぇ」とクールに流してしまった。

また後悔していたら少し時間をおいて彼女が「○○ってさぁ、そういうの興味ないでしょW」と言い、ちょっと腹わって話そうぜみたいな空気を感じた俺は雑誌から顔をあげた。

「いや、あるよ。まわりの奴も捨ててるし」

「じゃなくて、○○はどうかって言ってんのW」←ちょっと切れ気味

「…したいけど。相手がいいって言うなら。」

「相手ってだれ?」

「…○○さんはそういうの嫌?」←彼女の名前えぇーと彼女がいいちょっと悩んだ素振りをし「あたしは、別に嫌じゃないけど」

俺はその一瞬緊張してしまい、何故かぶふーっと思い切り吹いてしまった。

彼女が俺の腕をはたいて「するなら、いつがいいの!決めて!」と言ったので「えっ…春休み中とか」ととっさに答えた。

その場で、休み中の午前中、父親が仕事に行き母親が家をあけるときにすることになった。

それから2週間後くらいに買ったばかりの携帯に「明日ならアレが大丈夫そうだけど、どうする?」と連絡が入った。

翌朝、お菓子を買ってから彼女の家に行った。

みなれない私服姿で出迎えられて変な感じがした。

スカートなのは脱ぎやすいからか?と思ったがリラックスするため考えるのをやめた。

母親には俺と昼ごはんを食べて遊ぶから夕飯前まで実家に追い出したらしいけど、偵察に来そうで恐かった。

とりあえず彼女の部屋に入り、となりに並んで座った。

お互い半笑いで沈黙した。

すると彼女がお菓子をあけながら「どうしよっかぁ」と明るい口調で言ったのでお菓子をもて遊んでいた手を掴んでキスをした。

首の角度を変えて何回かキスしたけど音は立たずちょっと吸う感じだとチュッと音がすることがわかった。

彼女の顔をチラっとみたとき、顔を赤くして節目がちに口をぎゅっとして姿勢はベッドの枠によりかかり両手をついていた。

左手で上半身に手をあてがうと伸ばしていた足を体育座りにしたのでうわ拒否られたと思ったらよいしょと腰をあげベッドに座りうつむき加減で「…こっちで」と言った。

俺も隣にすとんと腰掛け、布団もまくらもないベッドに彼女をゆっくりと倒した。

体は真っすぐだけど顔は緊張気味に横をみていた。

長い首にまたキスをして、なまあたたかい服の下から手をいれ体にタッチした。

ブラの下に手をやるとぱかっとめくれたのでどこかのタイミングで外していたらしい。

2、3本の指で触れると彼女が困ったように目を細めて、声には出さないけど、んーっと言う口をしていた。

その時俺は不自然な体勢で空きスペースに足と片手をついていたので彼女の下半身だけ折らせて俺もその前にしゃがんで手をあてがった。

よく見えないので足を浮かせるとキラキラした液のついたいつかエロ本でみたものがそこにはあった。

穴はほんとに小さくて、とりあえず指一本いれると意外にもすーっと入った。

弾力のある中を上にちょっと押すと「んっ」と言うので「大丈夫?」と聞くと吸った息をもどしつつ「ん〜〜」と漏らしたのでよくわからないけど二本にして上下に押した。

液がまわりの毛にも付着しはじめた頃、ポッケから一枚ゴムを出してつけた俺のをゆっくりいれると中が締め付けて出したくなった。

と同時に腰が浮いてぐいぐいと押すと、射精してしまった。

「もう一回いけるから」と彼女の返事を待たずさっきみたいに上と下の中の肉をこすると体がびくっとするので痛いか聞くと「わかんない…近くへぎゅんってなる…」と言い、意味がよくわからないうちにまた射精してしまい、終わった。

俺が逆をむいてジーンズを穿きなおしていると彼女も「こっち見ないで!」と言うので「まだ」と言いながら着替える彼女に背を向け黙りながら待った。

軽く咳払いをしながら「どうする?」と言うので「…帰る」と言って何度もうなずきながら「じゃあ…」と言い残し無言で帰った気がする。