小4の時の罪を告白します。
僕には小2の時から好きな子がいました。小1~2と同じクラスだったK子という子です。当時の記憶ではK子はおとなしめでかわいく、人気もありました。 最初は「かわいいな」程度に思っていたのですが、小2になったあたりから仲良くなり、ホッペにちゅうしてもらったり、「将来結婚しようね」なんて婚約までしました。しかし僕とK子が両想いなんじゃないかという噂は瞬く間に広がり、それをどうしても隠したがった僕とK子は、3年になってクラスが別れたことも重なって次第に距離を置くようになりました。
そして3年の途中でK義という男が僕と同じクラスに転校してきました。そいつが僕の後ろの席になったこともあり、そいつとはすぐに仲良くなりました。そいつは面白いやつで、すぐに友達を増やしましたが、同時に相当の悪ガキでもありました。
K義は「タオルめくり」といういたずらを発案し、一躍男子生徒のカリスマとなりました。「タオルめくり」とは文字通り水泳の着替え時に女の子が巻くタオルをめくるというものです。僕を含める数人の悪ガキで着替え中の女の子を囲み、タオルをめくったり中にもぐったりという、今考えると背筋も凍るような所業をノリノリで行っていました。親呼ばれもんの荒業なので当然長続きはしなかったのですが、それでも結構な人数の女の子が犠牲になり、おいしい思いをさせてもらいました。
そんなある日、K義は、僕とK子の関係を知ってか知らずか、突然隣のクラスのK子をターゲットに指定しました。まあK義もK子のことが好きだったのかもしれません。僕はかなり躊躇したのですが、突然テンションを下げてK義という友達を失いたくなかったのと、なによりK子との噂に対し「あんなやつ好きじゃない」と言い張ってきた面目もあり、やせ我慢しつつむしろ率先して隣のクラスへと乗り込んだのです。
そして僕らはタイミングを見計らってK子を囲みました。タオルにくるまれたK子は突然の隣のクラスからの侵略者に驚き、そしてその表情はすぐにおびえに変わりました。そのときの表情は今でもなんとなく覚えています。K子への想いが周りにバレたくなかった僕は、いつも以上に張り切って行動しました。いつもは下からめくる程度のタオルを上からずり落とし、あらわになった幼い乳首を指でつまむばかりか、なんと、口に含む荒業までやってのけました。当然K子は泣きました。親も呼ばれました。
その後、K子とは一言も口もきかず、中学の時にどこかに転校していきました。成人式の二次会にちょこっと顔を出したようですが、声はかけられませんでした。小学校時分とはいえ、本当に馬鹿なことをしました。あの時のK子の泣き顔ははっきりと覚えている。この場を借りてあやまります。
ごめんなさい。