高3のとき同じクラスに雅美という女子がいた。

小柄だけど明るく元気で、小動物みたいなかわいい子だった。

女子からも男子からも好かれてたな。イジられキャラ的で、男子からよくちょっかいかけられる。

むきになって反撃してくるリアクションは見ていて面白かった。

この頃は毎日が暇だったな。

受験勉強にもまだ本腰入れてなかったし、部活も半リタイア状態。

だから仲のいい奴らと、放課後よく教室に残って無駄話してたっけ。

大体その輪の中に雅美もいた。

話題が下ネタになって女子どもが引いても、雅美は平気だった。

むしろ負けじと率先してネタを振ってきて、一人でテンション上がってしまい、クルクル回っていた。

かわいい奴だ。

6月のある雨の日の放課後。

この日はみんな帰ってしまい、教室には俺と雅美だけ。

俺と雅美は傘を持ってくるの忘れたので、

二人で雨の上がるのを待って教室で喋っていた。

「雨やまねえなあ。」

「やまないねえ。」

とか言いながら、この雨がやみそうではない事くらいは分かっていた。

帰れないのを雨のせいにして、もうちょっと雅美と喋っていたかったんだと思う。

たぶん彼女も似たような気持だったんじゃないかな。

いつもは集団の中で意地を張り合う仲ではあるが、考えてみるとこうして二人きりってのは珍しい事だ。

そのせいか、何のせいか、雅美は例によってテンション高め。

俺もつられてしまいハイテンションになっていった。

「じゃさ、じゃさ、きゅーきょくのせんたく。」

雅美は拳を突き上げて、ぴょんぴょん跳ねながら言った。

この頃、仲間内では究極のエロ選択とか、くだらない事が流行っていたんだ。

「おっしゃこーい。」

「A子ちゃんがさあ・・・」

雅美の言うA子とはクラスで一番人気の女子。すんごいスタイルのいい美人。

「服着たままのA子ちゃんが口でしてくれるのと、全裸のA子ちゃん見ながら自分で手でするのと、どっちがいい?」

何か究極の選択になってないような気もしたが、俺もハイになっていたから、

「ぽおお。俺なら・・・。」

「さあ、どっちだ?」

「全裸のA子に挿入する!」

「あほう。そんな選択肢はなーい。」

「う~む。」

絶対ありえない架空の選択を、かなり真剣に考え込んでいる自分がいる。

雅美は俺の答えを急かすように、

「A子ちゃん、口元せくすぃ~だよね。あ、そう言えば、着替えのとき見たんだけど、おっぱいすんごくキレイだよー。さあ、さあ、さあ、どっちがいい?」

「ほう。雅美はA子のおっぱい見たのか。」

俺は究極の選択よりそっちに気がいってしまった。

「ふ~む、A子のは確かに服の上からでもいい形してるもんな。」

と俺は雅美の胸に目をやりながら言った。別に他意があったわけでない。

「おい。何で私のを見る!」

と雅美は両腕で胸を隠した。

「もお、早く答えろー。」

「う~ん。難しい。ま、その選択は取り合えず置いといて・・・。」

俺は雅美をからかってみたくなって、逆に質問をし返した。

「じゃあさ、B男がさ、お前の全裸見ながらオナニーするのと、服来たままのお前がB男にフェラしてやるの、どっちがいい?」

我ながらワケ分からない質問。

ちなみにB男とは隣のクラスのナイスガイな男子。

雅美はB男のこと密かに憧れているという噂がある。

雅美は案の定、顔を真っ赤にして、口を尖らせながら言った。

「な、何でそこでB男クンが出てくるのよー。」

「さ、どうする?まあ、どっちにしろお前はB男のチンポ見られてラッキーだぞ。」

「やめてー。B男クンはそんなことしなーい。」

所詮は憧れ、雅美はB男を汚したくないのか、生々しい想像を拒んだ。

「◯◯ずるい。私の問いに先に答えなさいよー。」

俺はそう言う雅美にお構いなしに質問を続ける。

「分かった。じゃあ、B男じゃなく、俺だったら?」

「はい?」

「お前が全裸見られながら俺にオナニーされるのと、服着たままのお前が俺にフェラするの。どっちがいい?」

「・・・キモっ!」

「おいおい。何で俺だとそうなるんだよ。ははぁ~ん、想像しただろ?」

「うっさいうっさい、ハゲ!」

「ハゲじゃない!坊主だ!」

キモイとか禿げ呼ばわりされた俺は、雅美を挑発した。

「まあ、A子ならまだしも、雅美じゃあ俺は勃起しないねえ。俺が雅美で勃起しないという前提がある以上、この選択はナンセンスだったな。A子ならまだしも、な。」

「む、カチンときた。」

雅美は雅美なりにA子に対抗心があるのか、ちょっとムッとした表情になった。

雅美は単純ですぐムキになる。

そこをいつも男子から標的の的にされるのだが。

「勃起させてやる。」

雅美はそう呟いた。

「ほう。どうやって?」

「むむむむ。」

「よし30秒やろう。俺を勃起させてみろ。」

「え・・・1分!」

「ダメ。30秒。」

「45秒!」

「分かった。手を打とう。負けた方は罰ゲームな!始め!い~ち、に~。」

俺は時計を見てカウントを始める。

急のスタートに雅美はあわわとパニくり、髪の毛をもしゃもしゃと掻き毟る。

「ろ~く、ひ~ち・・・」と、カウントは進む。

「む~。えいっ!」

雅美は俺の股間を手で軽くふれてきた。

「うわっ!」

俺はさすがに面食らった。

雅美の事だから、お間抜けなセクシーポーズでもして、俺を興奮させようと試みるんだろ、と高をくくっていたが、まさか直接攻撃に出てくるとは。

しかしさすがに雅美本人も恥ずかしかったのか、すぐ手を引っ込めた。

が、俺がついビックリした声を出した事に気を良くしたのか、また、そーっと股間に手を伸ばし、かるーく触れてきた。

顔を真っ赤にさせながらも、悪戯っぽい表情を浮かべて擦る。

この微妙な感触が、俺のチンコにはむしろ刺激的だった。

ヤバイ。勃起しそうだ。

俺は「・・・15、16、17・・・」とカウントに集中をし、土井たか子の事を想像して、気を静めた。

雅美も負けじと俺の集中を散らす為に、チンコを擦りながらここで意外なことを口にした。

「A子のさあ、おっぱい。この手で揉ませてもらった事あるけど、すんごい柔らかくて気持ちよかったよー。」

何と!ここでA子を持ち出すか。お前にプライドはないのか。

え~っと、A子の乳揉んだ手で、俺のチンコ手コキ・・・これは・・・間接パイずり?

むく、むく、むくむくむく。

余計な妄想で集中の途切れた俺、チンポが不覚にも大きくなってきた。

雅美もそれが分かったのだろう。

してやったりといった顔で、手の上下運動のスピードを速めた。

むむむ。こうなったら誤魔化すしかない。

「38、45!ハイ、おしまい!」

「ちょっと!ズルイ。数飛ばした!てか、もう大きくなってるじゃん!」

「いや、こんなの大きくなったうちに入らない。俺が勃起したら天井につくくらい・・・。」

俺が言い訳しているのを雅美は全く聞かず、

「やったー。勝ったー。勝ったー。全裸deオナニー。ぜ・ん・ら・で・お・な・にー!」

怪しげな小躍りとともにそう叫んでいる。

「おい、聞けよ!と言うか、何だよ。その全裸でオナニーって?」

「ばっつげーむぅ。勃起した罰ゲーム。ここで全裸で、お・な・にー♪」

と、妙な節をつけて歌うように言った。

「おいおい、聞いてねえよ。」

「今そう決めた。さあ、さあ、さあ。」

百歩譲って負けは認めよう。不本意だが罰ゲームも受けよう。

でも全裸でオナニーは勘弁して下さい。

「と言うか、俺のなんてキモイんだろ?」

「気持ち悪いものほど見たくなるって言うじゃ~ん。」

雅美は完全にトランス状態だ。

けっこう遅い時間だが、まだ廊下からちょろちょろと人の声はする。

雅美の素っ頓狂な声が大きくて、俺はちょっと恥ずかしくなり、

「分かった。分かった。静かにしろ。さすがにここではまずい。ついてこい。」

「わーい。」

俺は雅美を教室から連れ出した。

この校舎には屋上に通じる階段が二つある。

そのうちの一つは、躍り場にびっしり机と椅子が積んで封鎖されている。

そこに雅美を連れて行った。

実はここに積んである机と椅子はパズルみたいになっていて、3つ4つずらすと道ができ、その奥のちょっとしたスペースに通じる。

かなり前に悪友たちとちょこちょこと椅子と机を移動させ、ガキみたいだが秘密基地を作ったのだ。

もっぱらここでする事と言ったら昼寝するか、エロ本読むくらいだが。

「うわー。すごーい。こんなのあったんだー。きゃー。」

雅美は大興奮だ。

「絶対人には言うなよ。荒らされたらたまらんからな。」

「うん。言わない。けど、私もたまに使っていい?」

「う~ん、他の会員に了解とっておくよ。その代わり絶対内緒だぞ!」

「やったー。」

人が4~5人座れるくらいのスペース、

ダンボールを敷いて、その上に雅美と俺は体育座りをした。

土足厳禁だから上履きは脱いで、端っこに揃えて置いた。上履きは土足か?

雅美は嬉しいのか、体を前後に揺すりながら、

「男の子ってこういうの好きだよねー。」

秘密基地の興奮で、全裸deオナニーの事は忘れているようだ。

まあ、それならそれで良かった。

「さあて、◯◯。ここなら思う存分できるね。」

「ん?何を?」

「全裸deオナニー。」

覚えてやがった。くそっ。どうせ本気じゃないだろ。

「ああ、もう。分かったよ!」

ハッタリかましてちょっと脱げば、顔を隠してヤメテと言うに違いない。

俺は立ち上がりワイルドに上着を脱いだ。

「いえーい。ストリップしょー!」

と雅美は大喜びしながら拍手した。

体育座りの雅美の目の前に立つ俺、距離はかなり近い。

俺はカッターシャツを脱ぎ捨て、上半身裸になり、

そしてベルトに手をかけ、一気にズボンを降ろす、

・・・つもりだったのだが、引っかかるモノがある。

実は雅美の前に立って気付いたのだが、

雅美はパンチラしている。本人は気付いてないだろうけど。

俺は再勃起していた。腰の引いた変な格好になってしまった。

その体勢でズボンを半分まで降ろし、雅美の方をちらっと見る。

そろそろたじろいでいるだろう。

しかし雅美はたじろぐどころか、まさにワクワクと言った顔だ。

「あの・・・止めないの?」

「止めないよ。」

俺はぶち切れた。ああ、いいさ、やったろうじゃないか!

速攻でズボンを脱ぎ終え、勢いでパンツも脱ぎ捨てた。

全裸、いや靴下だけは履いた間抜けな格好で、雅美の前に仁王立ちだ。

もちろん勃起済み。

さすがに雅美も目を真ん丸くし、口を真一文字に閉じ、固まっている。

いいか、しっかり目を見開け!漢の生き様、見せちゃる!

「ぬおぉぉぉぉおおお、まさみぃぃぃぃいい!」

俺は小声で叫び、勃起したチンコを右手で激しく摩擦した。

雅美はさすがにかなり動揺して後ずさりした。

外は相変わらず雨が降り続いている。

「うがー。まさみぃーまさみいいい!」

俺はチンコをしごく。

こうなりゃ、雅美がッ泣くまでしごくのをやめないッ!の心境だ。

「ちょ・・・ちょっと、何でそこで私の名前を・・・。」

雅美は目をそむけ、たまにこっちをチラチラ見ている。

「うるせー、お前のこと考えてオナニーしてるんだぁ!雅美ぃ!好きだぁぁ!」

おっと、つい口走ってしまった。

半分ホント半分ウソ、ヤケッパチ勢いだけの告白。

雅美のことは2番目くらいに好き。

友達として好きって意味の方が大きいが、もちろん女としても見ている。

たまにオナニーのオカズにさせてもらってたからね。

雅美はオロオロしながら、

「そんな格好で告白されても・・・。」

そりゃそうだ。

俺は手を止め聞いた。

「雅美は俺のこと嫌いか?」

雅美はそっぽ向きながら答える。

「嫌いじゃないけど・・・。」

「好きでもないってか?」

そう言うと雅美はぶるんぶるんと首を横に振り、

聞き取れるか取れないかの声で、

「・・・好きだよ。」

と言って、体育座りの膝に顔を埋めた。

きゅーんとしたね。パンツ見えてるし。

まあ、そう言いつつ雅美も俺のこと、友達として好きって事だろ。

憧れのB男がいるしな。

ま、お互い二番目に好きなもん同士で気が合いそうだ。

俺は雅美の横に座り、抱き寄せた。

雅美も俺の背中に腕を回し、ぎゅうっと力強く抱きしめ返してきた。

そして顔を俺の胸にうずめた。

蒸し暑い6月、湿気のたまる躍り場の秘密基地、俺の体は汗でぐっしょりだ。

雅美は何を思ったか、俺の胸をペロリと舐めた。

「うひょ。」

くすぐったい。

雅美は顔を上げて、よく分からない笑みで、

「しょっぱいね。」

そしてしばらく見つめ合った後、キスをした。

何度も唇と唇を軽く重ねる程度の高校生らしい、カワイイちゅーだったよ。

雅美は何か気になるご様子。

「ね、何か硬いモノ当たってるんですけど。」

にたあ~と笑いながら言った。

「うん。チンコだね。それはチンコ。勃起した俺のチンコ。」

「・・・ばか。連発しなくても分かってるよ・・・。」

「で、雅美嬢、これからどうしますか?」

「◯◯クンはどうしたいのかなぁ?」

「ん~。そうだなあ。じゃあ、ここで究極の選択。雅美も自分でオナニーして濡らすか、それとも俺の指で濡らしてもらうか。」

「その選択はナンセンス。」

「ん、何故に?」

「・・・もう濡れてる。」

ずきゅーんときたね。チンコ勃起角度が12度ばかし上がった。

「どれどれ。」

俺は雅美のスカートの中にそっと手を入れた。

「あ、こら、恥ずかしいよお。」

少々の抵抗をされたが、俺の手はパンティの上から、雅美のマンコに触れた。

確かに少々湿り気がある。

パンティの上から雅美の大事なところを軽く擦る。

「ぅ・・・。」

すぐにじわっと湿り気が多くなったような気がした。