チラシの裏の夏の思い出。

相手(♂)高校2年、16歳。

当時、私(♀)は新人社会人、23歳。

大学卒業、就職、研修後東北の支店に配属。

夏のある日、仕事が終わって帰宅したら玄関先に、関西での学生時代同じところでバイトしてた高校生が1人でバックパック背負って立ってた。

「夏休みやし旅行してるんです。もし居てはったら、と思て」と。

「18切符で着いたばっかりで晩御飯もまだ」というので外で食事。

泊まるとこも決めてないというので、「狭いけどおいで」と泊めた。

入浴後思い出話して就寝。

もちろん何にも無し。

翌日は私も休日だったので、

「今日はどこ行く?案内するよ」と聞いたら、

「いえ、僕帰ります」

「えー?せっかく来たんやし北海道とかも行ってきたら?」

「・・・僕、・・・◯◯さんに会いたかっただけなんです」

え?

流石に鈍感な私でも気付くと同時に、長時間電車に揺られて私なんかに会いに来た、と考えるともういじらしいと言うかこっちまで切ないと言うかなんとかこの子の気持ちに応えてあげたい。

このまま帰すのはダメな気がして、もう一晩泊めてエッチしてしまった。

翌朝、「もう絶対来たらアカンよ、来ても会わへんからね、メールも電話もダメ。会いたくなったらすぐに会える人じゃないと辛いよ、それから想いはすぐに伝える事!」と言って帰した。

数ヶ月後「僕は元気です。一生忘れません」と手紙がきた。