私の最初の相手は連続レイプ犯だった。
大学受かって都会に出てきて、念願の一人暮らしを始めた矢先。
月の終わりで、まだ大学の入学式にさえ行ってないときにね。
恥ずかしいんだけど、玄関の鍵開けっ放しで寝てたから我ながら間違いなくバカ女だとは思う。
「鍵は外出時、特に長時間家を空けるときだけかけるもの」というのが常識なド田舎出身たったからなんだけど、
都会暮らしをするにあたってあまりに危機感がなさすぎたよね。
口に布入れられた感触で目が覚めたんだけど、状況がわからないうちに手を頭の上で束ねてベッドに縛られて。
パジャマを脱がされて、全裸殺人が頭をよぎってパニックになってると今度はとんでもない激痛。
最初あまりの痛さに強姦されてるっていう意識はなくて私殺されるんだ、って思ってた。
イメージと違ったのはそれからの相手のリラックスぶりというのかな、重犯罪っぽい緊迫感の全然ない態度で、
私の顔をじっと見ながら、可愛いねとか、処女って聞いてきたりキスしてきたり。
こっちが疲れて諦めて言うなりになると平然と紐も解くし、
それどころかおなかが空いたら私の冷蔵庫の中のもの食べてるし。
私が抵抗せずに完全に犯人の言うなりだったせいかもしれないけれど、腰を動かしながら普通に会話とかしようとしてるし。
私の方は動かれるのが痛くって、痛い痛い言うのが精一杯で会話にはならなかった。
鍵開けっ放しにするからこんな目に遭うんだなんて、犯されながら説教された。
痛みに耐え続けるのが精一杯で、さらに経験のなかった私は
男の人が私の中で急に何度もビクビクしてから動かなくなって初めて膣内で射精されたことに気がついた。
私は目の前が真っ暗になり、犯されてしまった事より妊娠したらどうしよう、という事ばかり気になってしまって、
「赤ちゃんできちゃうよ・・・」って言いながら泣いてしまった。
男の人は何も言わずに私にしがみ付いたままずっと長いこと離れずにいてまた動き出した。
それでも妊娠させられたくなかったから、度目されてる途中
「せめて避妊はして下さい」ってお願いしたんだけれど、結局またそのまま射精されて、
ひどいって責めたけれどいまさら避妊してもしなくても同じだって言いくるめられて、何も言えなくなっちゃった。
それから私は男の人に好き放題されて何度も膣内で射精された。
もちろん嫌だったけどね。本当にバカだよね。
今思えば、相手は自分の欲望さえ満たせればいいんだから、避妊してくれなんて頼んでも無駄だよね。
生でされてたらそのまま膣内で射精されるに決まってる。
後で分かったんだけど、ゴム持ってたくせに着けなかった。
おまけに途中で仲間を二人呼ばれて、その人たちも生でしたがって、
いいよなって聞かれたけれど言いなり状態で断れるわけないよね。
頷くしかない私は代わる代わる生で入れられて、繰り返し男の人たちの欲望を膣内で受け止めていました。
まだ私が寝ている明け方に入ってきたのにずっと何時間も居座って、帰ったのは夕方の日も傾いた頃だった。
最後のほうなんて皆ぜんぜん射精しないからいつまでもガンガン動かれて、
痛くて痛くて早く出してって半ベソかきながら私のほうからお願いする始末。
ようやく最後の射精を私の中で終えたとき、本当にもう無理だから許してくださいって泣きついて。
それでやっと帰ってくれたんだけど、帰り際に処女と何度もできてすごく興奮した、
彼氏とやる時はちゃんと避妊してもらえよみたいなこと言ってゴムを置いて行った。
へとへとになって、無造作に置かれたゴムの箱やベッドにいくつもできた私の出血と精液の混じった跡を見てたら、
持ってるなら着けてよ・・・って悔しさや悲しさ、鍵を掛けなかった無用心な自分の馬鹿さ加減やら、
色んな思いがいっぺんにこみ上げてきて。
痛みをこらえながらお風呂場に行って、シャワーを浴びながら何時間も泣いた。
毎回膣内で射精されて、避妊は一度もなかったのに妊娠もせず、病気もかからず、
落ち込んだけど結局誰にもいわないまま引越しもしないまま年ぐらいして、
その犯人のひとりが近所一帯の連続レイプ犯としてつかまったんだけど、警察からの問い合わせとかはなかった。
あんまりにもたくさんの家に入ったから私のことは忘れられたのか黙ってたのか、
でも写真もビデオも撮られたし名前と住所のある郵便も犯人が何通か持って行ったんだけどな。
気持ちの上ではむしろそれからが一番辛かったかな。今から私もやられましたって名乗り出るべきか出ないべきか。
実家でテレビ見てるときにこの事件のニュースが出ると親も「近所だから用心しなさい」みたいに心配そうな声をかけてきて。
まさかその犯人に、もう年も前に傷物にされましたなんてとても言えないしさ。
でも自分で言い出さないうちに警察からの連絡が先に来て発覚するパターンが一番怖くて。どうか連絡しないで、と祈る日々。
初めての彼氏にも言わなかった。さすがに全くの嘘をつくのだけは嫌で、
「好きでもない相手に半分無理やりやられて後悔してる」みたいに言ったんだけどさ。
かなりいい相手との結婚の話があってもなかなか踏み切れなかったんだけど、
自分の事件の公訴時効が過ぎてたことに気づいたときにようやく気持ちが晴れた。
犯人も刑務所だし、公的にも個人的にもあの事件が完全に過去のことになったんだなって感じて、ようやく普通に戻れた。