地方へ2年間出張していた頃、出張先の盛岡で彼女が出来た。

俺は22歳、大学卒業後すぐに長期出張を命じられて2年間行くことになった。

一人暮らしを始めて1年が経とうとしている頃、行きつけの飲み屋にある女性が来た。

名前は『なおみ』、年は28歳。

俺にとっては年上のお姉さんって感じの綺麗な子でした。

店が閉まる頃には二人で楽しく話していた。

好きになるのに時間はかからなかった。

お付き合いが始まり2ヶ月が過ぎた頃、彼女が初めて家に来た。

もちろんSEXして楽しい時間を過ごした。

彼女は俺が東京に帰るのを知っていて、「私も東京に行きたい」とせがんだ。

俺は構わないよと言い、熱い時間は過ぎていった。

そんなある日。

俺は会社帰りにいつもの飲み屋に立ち寄った。

田舎なので駐車場付きで、またその駐車場が広い!

で・・・外灯も無い。

俺は彼女の車を暗闇の駐車場で見つけた。

しかしその車はエンジンが掛かっていて、中に人がいる様子。

彼女がまだ中にいて化粧直しでもするのかと思い、近くで見たら失礼だからと少し離れた所に車を停めた。

彼女の車はまだプライバシーガラスなんか流行っていない頃の車でワンボックス。

ふといたずら心に、脅かしてやろう!と思い、そろりそろりと彼女の車の後ろから近づいた。

俺が車に近づくと車のエンジンが止まった。

ゴトゴトと音がして、彼女一人ではないことに気が付いた。

俺はまだ甘く考えていた。

友達と一緒にいるのかな?と・・・。

脅かそうと思い、リアガラスを叩こうとした瞬間、車内のカーテンの隙間から月明かりで何か肌色の物が見え隠れした。

そのとき直感した。

彼女は中で誰かとSEXしてるんだと・・・。

じーっと息を潜め(端から見たらただの覗き魔)、隙間から観察してみた。

彼女は俺としている時よりも息遣いが激しく、自分から相手の股間を求めて弄っている。

ぱっくり開いた秘部はテラテラと月明かりに光る液体で濡れていた。

怒りよりも失望感でいっぱいだった。

やがて車が揺れ始め、彼女の声も一段と激しくなってゆく。

その時だ、自分の股間が妙に熱いのを感じた。

勃起していたのだ・・・。

そんな自分に再び失望感が襲いかかる。

彼女と違う男とのSEXを見て、それで自分が勃起している事への罪悪感と失望感。

相手の男は顔見知りで、良く飲み屋に来る男だった。

(こんな男と・・・)

彼女は自分から腰を振り騎乗位で喘いでいる。

車の揺れも一段と激しくなり、それに呼応して彼女の声も大きくなって行く。

次第に高まる快感が彼女を襲い、「イッちゃうイッちゃう」と連呼して、弓なりになって身体を震わせる。

陰部にはまだ男のモノが入ったまま・・・。

男が、「おい!次はバックでやろう」と彼女に問い掛ける。

彼女は四つん這いになり、すんなりと男のモノを導き入れた。

俺は場所を変え、失望感も忘れて夢中で見ていた。

再び車が揺れ、こもったパンパンという音がこだましていた。

奥に入れられるたびに彼女は首を上げ嗚咽を漏らしていた。

「もっともっと」と男をせかし、「奥まで突いて」と自分から腰を動かし、太腿は愛液でびちょびちょに濡らしている。

俺のモノはパンパンになり、痛ささえ感じていた。

その場で出してオナニーしたい衝動にすら駆られた。

男の腰の動きが速くなり、男が呻き声を出す。

「出るぞ!」と男が言うと、「中に出して、中に!」と強烈な声で叫んでいる。

「じゃぁこっち向けよ!」と男が指示を出す。

彼女は今度は仰向けになり大きく股を開いた。

男が入れるまでの短い間でも彼女は腰をクネクネと動かし誘っている。

再び男が挿入すると激しい腰使いになり、すぐに彼女は身体をビクビクを震わせ始めた。

俺の心にはもう何も残ってなかった。

ただ欲望だけが渦巻いていた。

「おい!もうだめだ!出すぞ!」

男がそう言うと彼女は、「いいよ!中だよ!中!」と言い、腰をピッタリとくっつけた。

男は軽く呻き、中でイッているのがわかる。

彼女は男が出すたびに身体を震わせ腰をゆっくりと回している。

俺はズボンの上から自分のモノを押さえつけて見た。

熱く、そして硬く、今までにないほど硬直していた。

男が抜くと彼女の股間からは白い液体がドロドロと車のシートに垂れて行く。

初めて見た中出しに俺の興奮は最高潮に達していた。

すると彼女は置き上がり、自分の陰部を手で触り、男の精液を掬い、自分の唇に塗り始めた。

唇から首、そして乳首へと、掻き出しては塗り、掻き出しては塗りを繰り返す。

その顔は咆哮としていて目は虚ろで口はだらしなく半開き。

男がティッシュを渡しても彼女は受け取らず、再び男のモノを咥え始めた。

男は「やめろやめろ」と言い、彼女は「綺麗にするの」と言う会話が聞こえる。

二人が着替えているのを隙間から確認すると、俺は再び来た道を戻り、いつもの飲み屋の暖簾をくぐった。

あれだけの物を見せられたのに、なぜか冷静な自分がいた。

熱いのは股間だけだ。

心は冷めていた。

そんな自分を変態かな?と思ったのも、この事件がきっかけだった。

いつもの様に酒を飲むがまったく酔わない。

いつもの2倍の量を胃に押し込んでも酔いは回ってこなかった。

店に入って20分位経った頃、彼女が入ってきた。

精液まみれの顔は綺麗に直されて、いつもの彼女に戻っていた。

俺は何も知らないフリをして挨拶した。

彼女に続いて例の男も入ってきた。

男は彼女ほど誤魔化すのが上手くないのか、首に口紅の跡が残り、まだ顔は赤く火照っている。

彼女は「今そこで会ったの!」と言い、俺も「そうなんだぁ」と答え、いつもの様に飲み始めた。

男は彼女の近くには座らず、離れた席で常連達と飲み交わしていた。

彼女はとっさに俺の顔を見て言った。

「どうしたの?元気無いね?」と・・・。

俺は爆発しそうなものを押さえ平静を装った。

彼女は「今日は疲れちゃった・・・」と言い、自分の会社での事や友達の事を一人でぺらぺらと話していた。

が、ふとおかしな質問を俺に投げかけた。

「車あるけど、何時頃来たの?」と。

俺は「今だよ、君が入ってくるちょっと前だよ」と答えたが、彼女は「・・・おかしいなぁ?似た車ず~っと停まってたんだよね・・・」と言った。

俺はなんて答えて良いか分からず、じっと黙っていた。

しかし彼女は執拗に問いただしてくる。

俺は「あ~そうだよ、車の中で寝ていたんだ。ちょっと具合悪くてね」と答え、彼女は「ふ~ん」と返答した。

その日はそのまま家に帰った。

彼女はさよならのキスをしてくれたが、帰り際、後ろを向いた時、口の中の唾液を地面に吐き出した。

次の日の夕方、やはり昨日飲み過ぎたのか、頭が痛くて起き上がれずにいた。

休日なのに・・・と思いつつも彼女からの電話で目が覚めた。

「昨日は何か落ちこんでたみたい、今から行くね」とのこと。

彼女は相変わらず陽気に俺の家を訪れた。

俺は複雑な気持ちを抑えつつ迎え入れた。

とりとめのない話をしていたが、突然彼女が言い出した。

「昨日は何時頃来たの?」

俺は昨日と同じ事を繰り返した。

彼女には何か引っ掛かる節があるらしく、俺の車が停まっていたのを不審に思ってるらしい。

「君は何をしていたんだい?」と聞くと、「車停めてからコンビニまで買物しに行ってた」と答えた。

(苦しい言い訳だ・・・)

俺はついに我慢出来なくなっていた。

怒りでもなく失望感でもない・・・欲望だった。

彼女は昨日の男の事を話し始めた。

「あの人すごい優しくてね、良い人だよね~。でも彼女いるって言っていたよ。それにちょっとね~おじさん臭いかなぁ~、あとぉ~」

と言いかけた時!

俺の心は抑制を失っていた。

「あとぉ~」と言った言葉に俺が割って入った・・・。

「あと、SEXもうまいよなぁ~」

彼女は青ざめた。

顔が変わりオロオロし始めた。

続けて俺は言った。

「中出しも出来るしね~、バックだって奥まで突かれて気持ちいいだろ!中で出されて腰振って、終いには掻き出して、自分で塗りたくってるんだよねぇ、そんな事してくれるあの男の人は確かに良い人だよねぇ・・・」

彼女は下を向いたまま動かない。

俺はぬぅっと立ち上がり、上から見下した。

彼女は一言二言話し始めた。

「そっか・・・見てたんだ」

「脅かそうと思って車の後ろから回ったら、カーテンの隙間からお前が見えたんだ。もう何も言う事ないから・・・帰ってよ」

そう言うと俺はドアを開けた。

彼女は必死に弁解しているが俺の耳には届かない。

俺は言った。

「早く帰らないと、俺にまでSEX強要されるぞ」

俺としては脅しのつもりだったのだが、彼女にとっては許してもらう為の唯一の行為に感じたのかもしれない。

ドアを閉めたのは彼女の方だった。

俺は理性を失った心で夢中になって脱がし始めた。

裸にすると・・・彼女の顔は恐怖でも後悔でもない、期待という顔。

抑えきれないワクワク感が湧き出ていた。

年上の彼女なので、やはり俺はSEXも遠慮と言うか、彼女任せになる部分があった。

その思いが一気に解放された。

彼女の手を後ろで縛り付け、胸を貪り、口には自分のモノをねじ込んでみた。

彼女は嫌がる様子も無く、無我夢中でしゃぶりついている。

四つん這いにさせて尻を叩く。

罵声を浴びせる。

「いつも年上っぽい事ばかり言いやがって。濡らしてんじゃねぇよ」と。

後ろから入れながら尻を叩く。

彼女は叩かれながらビクビクと震わせている。

「尻叩かれながらイッてんじゃねぇよ」と言うと、「もっと叩いて」と叫びながら、陰部からブシャーと潮を吹いた。

俺は果てしなく突ついた。

壊れるほどに欲望と怒りをぶつけた。

陰部からは出し入れする度にぴゅぴゅと潮が吹き、涎を垂らした顔は淫乱そのものだった。

「このまま出すぞ!」と言うと、あの時聞いた時と同じように、「出して!中に出して」と叫んだ。

俺は彼女の奥深くに腰を沈め、射精した。

出した後、滴り落ちる陰部を見て、俺の愚息は勢いを増した。

縛ったまま口に咥えさせると再び挿入準備にとりかかった。

同じ格好で後ろから挿入すると彼女は涙を流していた。

自分の置かれている境遇を悲しんでいる涙ではなく、絶頂を迎えた時の涙だった。

俺は再び挿入し、動き始めた。

奥まで突き上げると再びぴゅ~と潮を吹き、愛液は止め処なく流れ出る。

途中で抜くと、腰を振り、誘うような顔でこっちを睨みつける。

再び射精感を憶えた時、俺は陰部から自分のモノを抜き取り彼女の口の中に捻じ込んだ。

喉奥まで入れられ、「うぐっ」と言いながらも射精される液体が通り過ぎる喉の動きがいやらしかった。

俺はソフトSMの気など全くなく、自分ではノーマルな方だと確信していたが、自分のした事を今振り返ると当時から少々Sの気があったのかもしれない。

彼女の手首を解き、パソコン用の椅子に座らせた。

大きく股を開かせ、濡れている陰部を露わにして椅子にタオルで縛り付けた。

自分でもなぜ縛り付けたか覚えていないが、自分の中で何かが弾けたのは記憶に残っている。

「ごめん・・・」と謝る彼女だが、「やめて」とは言わない。

まるで楽しんでいるかの様に口元は怪しく笑っている。

その時に感じたのは怒りより快感だった。

嫉妬でも無く快感・・・。

彼女を違う男に蹂躙されたはずなのに身体を震わすような快感。

(俺も彼女と同種なのか?)

縛り付けられている彼女はハァハァと荒い息をしながら次の陵辱を待っている。

俺は元々腰が弱い為、ハンディマッサージ機という物を持っていた。

昔見たAVに、それを股間に・・・というのがあったのを思い出した。

スイッチを入れるとそれはブーンと言い始めた。

なんの変哲も無いマッサージ機。

それを彼女に近づけた・・・。

最初は首を左右に振り、嫌な素振りを見せる彼女。

しかし、強引に彼女の陰部に押し付ける。

すると一瞬彼女の動きが止まった。

・・・そしてすぐに、「んっ・・・」と吐息を漏らし、身体はビクビクと震え始めた。

「ちょっと・・・やめっ・・・あ・・・」

発したのはその言葉だけだった。

容赦無く押しつける俺に彼女の身体は次第に力が抜け、そして突然ビクンビクンと身体を反らせた。

陰部からはじゅぐじゅぐと愛液が溢れ出ている。

彼女はそれで終わりだと思っていたらしいが、俺はそれでもまだ押しつけた。

再びビクビクと身体を震わせ始めた彼女は、この後何度も絶頂を迎えた。

罵声と尻をペチペチと叩かれながら・・・。

終いには弧を描くようにおしっこが出てしまい、顔を赤く染め、「見ないで・・・見ないで」と呟きながら身体を弓なりに反り絶頂を迎えていた。

俺は再び大きくなったモノを縛り付けてる彼女の陰部へと深く挿入する。

モノと秘部との隙間から愛液がじゅぐじゅぐと滲み出す。

彼女のことを好きだったのかさえ分からなくなっている自分が少し怖かった・・・。

これは復讐ではないと思いながらも、心のどこかにはその気持ちがあったのだと思う。

腰を強く振り、彼女の奥まで入れると、ぎゅぎゅうと締め付けられる快感に俺は酔いしれていた。

やがて射精感が訪れた。

彼女は言う。

「中で・・・中で出して、こんなに気持ちいいの初めて、気が狂いそう・・・」

彼女の中でドクドクと出る精液を想像しながら射精を迎えた。

彼女は口を半開きにして全てを受け入れようと腰を細かく上下させている。

しかし、これで終わらなかった・・・。

再び俺はマッサージ機を取ると彼女の充血した秘部に押し当てた。

夜は更けていった・・・。

どれくらい押し付けていただろう。

機械は熱くなり、彼女はよがる声さえかすれてる。

しかし、彼女の秘部は相変わらず止め処なく愛液を流し続けていた。

何回絶頂を迎えたかすら、きっと彼女でもわからないだろう。

俺のモノもさすがに立ち上がる余裕も薄れてきてる。

だが最後だと思うと不思議とモノは復活の兆しを見せた。

機械を止めた。

彼女はふと我に返り、「もう・・・だめ・・・」と囁いた。

俺は再び立ったモノを彼女の顔の前に差し出すと、頭を股間に向けて強く引いた。

再び「うぐっ」という呻きと共に、チロチロといやらしい音が聞こえてくる。

そして精液で濡れている秘部に2本の指を入れ掻き回す。

精液と愛液の入り混じった彼女の秘部は赤く充血し、彼女の呼吸と共にヒクヒクと蠢く・・・。

指を吸い込まんとばかりに纏わりつくその肉片は、男の生気を貪ろうとする生物のようにさえ感じる。

膣内は熱く、そして粘膜はとろりと蕩けそうなくらいに愛液で満たされている。

彼女を股間から離すと1度タオルを外し、再び両手を輪のように縛りつけて自分の首に回した。

そして、彼女を抱き抱えて立ったまま挿入した。

駅弁と言われるスタイルだ。

挿入した瞬間、火傷しそうなくらいに熱い彼女の秘部からタラタラと愛液が滴り落ちる。

猛然と進む機関車のピストンの様に俺は突き上げた。

首をぐるぐると回したり、頭を上下に揺すりながら彼女は、「もう・・・んっ・・・きもちっ」と言い、俺の脚を愛液が伝う。

何度目かの射精感が全身を襲い、俺は彼女に言い放った。

「全部注ぎ込んでやるからな!」

俺は目の前で彼女が膣内に出されながら感じてる姿を目に焼き付けたかった。

それが彼女に対する失望感への穴埋めだと感じた。

彼女は今度は、「中に・・・」とは言わなかった。

「解いて・・・手を解いて」と懇願した。

俺は無視して突き上げた。

我慢できなくなり俺は言った。

「出すぞ、お前の中に・・・」

そしてその瞬間を迎えた。

ドクドクと湧き上がる精液で彼女の膣内は満たされていった。

出ている何秒間かは時間が凄く長く感じたのを憶えている。

その時の彼女の顔は喜びに打ち震えるまさにメスの顔だった。

輝きが増し、オーラを発してるようにさえ見えた。

彼女をベッドに下ろす時、秘部からは大量の愛液が、精液混じりでボタボタと垂れるのをまじまじと見ていた。

横になって肩で息をしてる彼女の陰部は湿っていて、風呂上りのそれに似ていた。

そしてその興奮は終わりを告げ様としていた。

ようやく終わりを告げるポケベルが鳴った。

当時は携帯電話はまだまだ高くて持つには苦しい時代だった。

いつもの飲み屋からだった。

「客がいないから今日は半額で飲まないか?」とのこと。

俺は彼女を縛り付けるタオルを解いてみた。

彼女の目は虚ろで疲れてはいるが、満足そうに一言言った。

「死ぬかと思った・・・」

『寝取られて異常に興奮した俺は変態か?』と自分に問いただした時、否定できない自分がいる事に気がついた。

彼女のもまた同種だったのだ。

俺はそのまま眠りに就いた。

彼女はいつ帰ったか憶えていない。

その1週間後、俺は東京への帰路に就いた。

隣に彼女は乗っていなかった。

今でも思い出す、あの微妙な感覚は今後忘れないだろう。

俺は東京で再び暮し始めた。

しかし、月に一度盛岡の営業所へ行く事がある。

その時にいつも思い出していた。

あの子は元気なのかと・・・。

あの行き付けの飲み屋はもう無い。

住んでいたアパートも改装されてる。

当時の面影は大きい駐車場だけだ。

そして東京へ帰ってきてから1年後、毎月のように盛岡へ出掛けた。

レンタカーを借りて、名も無いラーメン屋で食事をとる事に・・・。

そこにいた・・・。

彼女がいたのだ。

俺は気付かれない様に食べた後、そっと店を出た。

すると後ろから、「久しぶり!元気?」と声が・・・。

振り向くと彼女だった。

彼女は変わらぬ笑顔だった・・・。

ラーメン屋の店長と結婚を前提にお付き合いしているらしい。

そして・・・しばらく話しているうちに、やはり昔の話になった。

そしてここで、寝取られる方から寝取る方へと自分の立場が大きく変化した。

紙一重・・・。

そんな言葉なのかわからないが、その時そう感じたのは確かだ。

その夜、俺は寝取る方へと変わっていた。

変わっていないのはSEXの仕方だけだ。

あの時と変わらぬやり方・・・。

月に一度の快感。

復讐。

失望感の穴埋め。

それが何かは分からない・・・。

もう分からなくなってしまった。

そして俺は知らぬ顔して、またラーメンを食べに行く。