私が女子大生の頃の体験談です。

私…21歳女子大学生
タケシ…22歳大学生。生活費はすべて自分で賄う生活。
優子…21歳女子大学生。タケシの彼女、付き合ってトータル3年目。
A子…24歳会社員。
B男…25歳会社員。

私とタケシ、A子、B男はバイト先が同じで、バイト後に四人でだらだらバカ話したり、エッチな話したり、休みの日はバーベキューしたりと仲の良い友達だった。四人とも恋人がいて、みんな互いの恋人とも面識はあり、稀に八人で遊ぶこともあった。

ある日バイト中にタケシの腕に大きな火傷の跡があった。不思議に思い聞いてみると、家で揚げ物をしているときに誤って鍋ごとひっくり返した、と苦笑いしながら言っていた。その時は変だなと思いつつも深く追求はしなかった。

ある日、既に社会人になっていたA子、B男と、タケシの内定祝いに久々にみんなで遊ぼうという話になり、タケシの希望で海に行こうということになった。

今までは四人で遊びに行くことに何も言っていなかった優子が、海だけは絶対ダメだと言った。浮気が心配なんだろうな・・・水着は露出も多いしと思い、優子も誘って5人で日帰りで海に行った。

タケシの身体に傷がいっぱいあった。海では優子もはしゃいでいてタケシともいつも通りのほのぼのカップルで幸せそうに見えた。だからこそ火傷の跡と身体の傷、不自然に感じた。

後日、同じく傷に気づいていたB男と一緒にタケシを問いただした。優子は付き合い始めの頃から気に入らないことがあるとタケシ家をめちゃくちゃに荒らし…。時には服を切り刻んでいたそうで…。

耐えきれず一度別れたが、優子のもうしないからという言葉を信じて復縁。が、復縁から一年経ったあたりからタケシに対しても危害を加えるように。

優子はエッチに積極的で、正確に難アリでもなかなか離れられないらしい。アナルに舌入れてくるのは序の口で何時間も身体中嘗め回す前戯が絶品とのこと。

再度別れを切り出したタケシに包丁で切り掛かること数回(身体の傷)別れることは諦めていると言う話だった。B男も私もビックリしてしばらく何も言えなかった。

今後は優子をあまり刺激しないように
・優子がいる時以外は私とA子とは会わない
・会ってもタケシと会話するときは優子も交える
ということになった。

A子にもその旨を伝えた。私達にできることはこれくらいしかなかった。タケシの話を聞いてから、バイトで会ってもお互い避け合うようになっていました。

タケシの被害報告はB男を通して聞いていて、私とA子の近況などもB男を介してという感じで。

半年ほど経った頃、優子が久しぶりに八人で会いたいなーと言い出したそうで…
なんとか都合を付け、タケシの家で鍋をすることになりました。

当日、優子は携帯が止まっていて連絡がつかず。私の彼氏からは残業で遅くなるから来れないという連絡が入りました。

その時既に20時をまわっていたため六人で先に始めました。2、3時を過ぎても優子からの連絡はなく、結局家にも来ませんでした。

私とタケシ以外は翌日も仕事だったので片付けをして解散になりました。

駅まで来たところで、携帯をタケシ家に忘れたことに気付き、みんなと別れ私一人で家に引き返しました。私も含め皆酔っ払って良い気分になり、何も警戒していませんでした。

家に着き、タケシに事情を話し携帯を回収して、そのまま15分くらい他愛もない話をしていました。マフラーをして、ダウンも着たまま。その時、叫び声と共に目を血走らせた優子が帰宅。

「やっぱり!浮気してたんじゃない!私とタケシは怪しいと思ってた!!やっと証拠を掴んだ!」というようなことを叫びながらバックから包丁を取り出す優子。私とタケシはポカーンとしてました。

そして優子は私に向かって突進してきました。ビックリして咄嗟に包丁を避けました。でも優子に体当たりされた形になりバランスを崩して私に馬乗りになった優子。

タケシが優子を止めにかかったのですが、包丁を振り回すのでタケシの腕は血まみれに。

それでも止め続けるタケシに「私のほうが大事なんだ!」と泣き喚きながら半狂乱で更に私に切り掛かってきました。私も軽くパニックになっていて、何か叫んでいたような気がします。ここの辺りから記憶が曖昧になって、気付いたら病院のベッドの上でした。

結局お腹と頬を切られていました。幸い傷口が浅く、頬はかすり傷程度、お腹は5針縫っただけで済みました。念のため検査をしてカウンセリングのようなものを受け退院しました。

後日タケシに聞いた話では、私が気を失っている間、アパートの隣人があまりの煩さに見兼ねてタケシの部屋に突撃。タケシとともに優子を取り押さえ、救急車を呼んでくれたそうです。

タケシ、タケシ両親、優子、優子両親、A子、B子、私、私の両親でタケシの家で後日話し合いをしました。大家さんとアパート隣人には煩くしてしまったらすみません、と事前に挨拶に伺いました。二人とも嫌な顔をせず快諾して下さいました。

優子の言い分
・私がタケシを誘惑した。・私(優子)は悪くない、人のものに手を出した私が悪い。

優子両親の言い分
・娘の言うことを信じている
・私さんの育て方を間違えたのではないか?
・ただ私さんに危害を加えたことは事実、その点については謝罪する。治療費は全部負担する。
・私さんと娘の将来を考えると、裁判にして大事にしたくない。私さんは男たらしという噂が立つと困るでしょう?といった感じでした。それに対するタケシの言い分・私はただの友達。

・B男と私に優子にされてきたことを話して以来、私とは個人的に連絡を取っていなかった。
・優子とは別れたい。
・優子に今までされてきたことの内容(優子両親に対して話していた)
この繰り返しだったと思います。

平行線な話し合いの内容に業を煮やしたのかわかりませんが。

優子が「タケシは私と結婚の約束をしているのに、婚約破棄するの?!双方の両親にだって挨拶して祝福してもらったじゃない!」と言い出しました。

優子の両親はポカーンとしてました。優子両親はタケシに会ったことはなく、タケシ両親も優子に会ったことはないそうで…

さすがに優子両親も自分の娘が何かおかしいと気付いたようでした。土下座しながら謝罪し始めました。

「裁判にして下さって構いません、私さんの顔に傷を付けてしまって本当に申し訳ない。」と…。

そして優子を連れてふらふらしながら帰って行きました。優子だけは何か言いたそうな様子でしたが。

結局治療費のみを受け取り終わりました。お金よりも何よりも、もう優子と関わりたくなかったので。

優子はその後何度かタケシの家を訪れ、別れるなら死ぬと喚き、最終的にはタケシの目の前で手首を切り、病院に連行されて精神疾患で入院してしまったらしいです。