私の初体験は高校一年生の夏休みでした。

町内のプールの監視員のアルバイトをしていた私は、そこで事務をしていた二十歳のアルバイトのお姉さんに妙に気に入られていました。

七人ほどアルバイトがいたなかで、私以外は全員、二十歳すぎの大学生で、未成年は私だけでした。

アルバイト初日、二人一組で脚立を使っての仕事をそのお姉さんとした際、脚立に登っていた私の視線はノーブラのお姉さんの胸元に行き、短パンから「あの部分」がハミ出てしまいました。

最悪の第一印象を与えてしまったと思いましたが、お姉さんはケラケラと笑っていました。

そのお姉さんは「性」に対して解放的な人で、当時、ドラマのキスシーンを見ただけで勃起していた私にとって、休憩時間に「昨日、抜いた?」とか「今、生理中なの」などの休憩時間中の発言は非常に刺激的なものでした。

アルバイト期間中に前述のような刺激的な言葉攻めに遭った私は、彼女のことが気になり日々のオカズにし、目があったり会話をするだけでムラムラする毎日を過ごしていました。

そのたびに「今、大きくなっているでしょう?」とからかわれていました。

アルバイト最終日。

プールサイドで慰労会として焼肉をしました。

未成年の私以外は、みんなお酒を飲んでいました。

私も勧められ一度は断りましたが、その場の雰囲気で初めてお酒を飲みました。

そして散会になったとき、酔いの勢いで最後にお姉さんに「僕の童貞を奪ってください」と思いのたけをぶちまけました。

いつもは軽いノリのお姉さんが珍しくしっとりとして私をハグしてくれました。

彼女のアパートへ向かう間、ずっと勃起したままで会話はありませんでした。

彼女のアパートに着くと、お姉さんは酔いが醒めたのかいつものノリに戻りいろんな話をしました。

しかし、徐々に卑猥な話へと移り、不意に会話が途切れ・・ 「私、シャワー浴びてくるね」私は「いよいよだ」と思いパンツ一丁に。

初体験の私は焦って脱衣所から出てきたばかりの彼女にしゃぶりつこうとしたが「ダメよ、シャワー浴びてくるまでおあずけよ」と軽くあしらわれてしまいました。

私もシャワーを浴び終え、脱衣所から出てくると「こっちよ」と、彼女の声がした。

声のほうへ視線をやるとタオルケットに身を包みベッドに入った彼女がいた。

「今、裸なの早くおいで」私は「あの部分」をタオルで覆っていたが、その言葉でフル勃起すると、タオルを荒々しく外してベッドへ向かった。

そして「失礼します」となぜか敬語を使い潜り込んだ。

当時、前戯を知らなかった私は、すぐに挿入しようとして彼女に乗っかろうと怪しげな動作をしたが「前戯からして」とまたしてもいなされた。

前戯のことが分からないなりに、私は彼女の首筋や耳元を舐めた。

「前戯の勉強もしなきゃね」と言われたが、それなりに興奮してくれたのか「挿れて」とそっと言われた。

私は極度の焦りと興奮から「あの部分」の狙いが定まらなかった。

すると無言で彼女が「あの部分」を握り、導いてくれた。

ヌルヌルとした快感が全身を駆け巡り、ついに私は童貞を捨てた。

だが、すぐに果てたものの再び怒張し、タオルケットをとると彼女が全裸になると、お互いのアソコを舐めあい、激しく腰を振り、悦びの声を上げ獣のように交わった。

彼女との行為が終わり、翌日からは二学期だったが、そのまま眠ってしまった。

翌朝、私はこれで会うことは無いのかなと思ったが、「時々、遊びにきなさい」と思いがけない言葉をもらい、急いで家に帰り学校へ行った。

学校では休憩時間中の話題の中心は夏休みの出来事でした。

中には、私と同様に「筆おろし」をした者もいました。

私は恥ずかしくてそんなことは言えませんでしたが。

翌日、プールの事務所へアルバイト料をもらいに行くとお姉さんがいた。

「あの夜」のことを思い出した私は、お姉さんと目があわせられなかった。

お姉さんのほうから話しかけてくれると、勃起してしまった。

お姉さんは、それを目ざとく見つけると半ば呆れ顔で、またアパートへ誘ってくれた。

それからの二年間、お姉さんとはセックスフレンドの関係だった。

しかし、出会いからの夏から二年後(私が高校三年生でお姉さんが大学四年生)の秋。

行為の最中に突然、「私、地元での就職が決まったの。

もうこないで」と言われ、高校生だった私にはどうすることもできませんでした。

そのまま別れを受け入れざるを得ませんでした・・。